◆よくある風景◆

たしざん・ひきざんの基礎を終えた子は、九九を覚えた後、アバカスサーキットの過去問題を解きます。
問題を配り、名前を記入した後に裏返しにさせて、鉛筆を置き、手をひざの上に載せます。
「かけざん5分!」と掛け声をかけると、子供達の集中力がギューンと上がっていくのを感じます。
「よーいっ。はじめぇっ」
バババッと、一斉に問題を返す音がして、一気に解き始めます。
解くときの表情は、真剣そのものです。きっと頭の中はフル回転していることでしょう。次から次へと答えを記入していきます。
「やめっ」
この声は小さめに言います。集中しきった子供達に向かって大きな声を出すと、びっくりして飛び上がるからです。
終わると「ふぅ〜〜」とため息をつきながら、一気に緊張感を開放しています。
答え合わせをして、点数を合計する子供達。
「先生、最高点が出た!!」
目をまん丸にして、声を弾ませて報告する子供達の嬉しそうな顔。
本当に可愛いです。

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